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園長日記

キャラクター子どもたちと共に夢の世界へ

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園長: 末屋 保広

「子育ては期間限定」

私の60年以上の人生の中で、今も一番鮮明に思い出されるのは、娘二人が幼かった時代

でした…。

赤ちゃんをその腕に抱いた瞬間からあなたはこれまでとは全く違う人生を生きる。

以前の自分に戻りたいと思うかもしれない。自由と時間があって、心配することなど何も

なかったあの頃の自分に。今まで経験したことがないほどの徒労感、毎日毎日まったく同じ日々。

ミルクを与えて背中をさすってやり、おむつを替えては泣かれてぐずられて嫌がられて昼寝をしすぎても、しなくても心配で終わることのない永遠の繰り返しに思えるかもしれない。

だけど忘れないで・・・すべてのことには、「最後のとき」があるということを。

ご飯を食べさせてやるにはこれが最後、というときがやってくる。長い一日のあと子どもがあなたの膝で寝てしまう…だけど 眠っている子どもを抱くのはこれが最後。

子どもを抱っこ紐で抱えて出かける…だけど 抱っこ紐を使うのはこれが最後。

夜はお風呂で顔を洗ってやる…だけど 明日からはもう一人でできると言われる。

道を渡る時には手を握ってくる…だけど 手をつなぐのはこれが最後。

夜中こっそり寝室にやってきてベッドにもぐりこんでくる…だけど そんなふうに起こされるのはこれが最後。

昼下がりに歌いながら手遊びをする…だけど その歌を唄ってやるのはこれが最後。

寝る前に本を読み聞かせて 汚れた顔を拭いてやるのもこれが最後。

子どもが両手を広げて あなたの胸に飛び込んでくるのもこれが最後。

だけど「これが最後」ということはあなたには分からない。それがもう二度と起こらないのだと気づく頃には、すでに時は流れてしまっている。だから今、あなたの人生のこの瞬間にも、たくさんの「最後」があることを忘れないで。あと一日でいいから、あと一度きりでいいから、と切望するような大切な「最後のとき」があることを。

「最後のとき」

※作者不詳ブログより

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