心の免疫
先日、手にしたある雑誌に興味深い記事が載っていました。
コロナ感染症の影響で世界のほとんどの国が去年一年間の死亡率が最悪となる中、日本や台湾などでは逆に死亡率が下がった…とのことでした。理由としては繁華街を避けたり、マスクを常時着用することでインフルエンザや他の感染症にかかりにくくなり、元々体の弱い方が死亡するリスクが減ったからでは?と考えられているようです。現在は65歳以上の方々のワクチン接種が行われていますが、これが若年層にまで浸透すれば、大手を振って街に繰り出して飲食店を利用できる日が来ることでしょう。ただ、そうなるとコロナ以外の感染症のリスクが復活することで本来昨年中に亡くなったかもしれない体の弱い方が今年の数にプラスされることで、今年の死亡率がかなり上がることも考えられるらしいです。
様々なウイルスに対し、ワクチンで免疫をつける事はとても大切です。それと同時に友達とけんかをしたりトラブルが起こった時にどう対処するか?どう言うと相手が嫌な気持ちになるか?どうしてもらえたら嬉しいか?…子どもたちは様々な体験で人間関係を学び、その結果心の免疫を得ることができるのです。体の強さと同様に心の強さを身に着けることで、心身共に健康な人間に育ちます。その意味において「幼稚園」は子どもにとってかけがえのない大切な学びの場所と言えるでしょう。