子どもを育てるということ
幼稚園の園長としての仕事は、対外的な会合に出席したり、園のお金の出し入れを決めたりもありますが、基本は園児と職員を育てる職務であると思います。新人時代から指導した、よしの・理和・千鶴の3人の先生は、できの悪い園長にも関わらず素晴しい先生に成長したものだと心の中で自慢をしています(笑)
子どもが育つためには、園や学校の教師の指導も大切ですが、やはり多くの部分は家庭教育が基礎となります。では、何のために子どもを育てるのでしょうか?自分の愛する我が子ですから当然だと思わずに、少し考えてみていただきたいと思います。まだ、人格が形成されていない幼児期に適切な習慣を身に着けさせたり、善悪の判断を正しく覚えることにより、将来大人になり社会に出た時に世の中に貢献したり、周囲の人々を和ませたりできる存在となる。あるいは、小さい時からお手伝いや親孝行をさせることで、他者を思いやり優しい性格が形成される。そして何より、毎日が楽しいと思え、幸福感を持って生きていけるようになる。そんな将来を見据えて大切な子どもが健全に育つように、その時々で適切な声掛けをしていただきたいものです。高熱が出た子どもに、薬が苦いなら飲まなくてもいいよ~とか注射が痛いならしなくていいよ~等とは決して言わないと思います。親や教師からの一言は、言われた時には理解できなくても、後になってその一言が自分の人生の中で指標になるかもしれません。また親子の関係は友達関係ではありません。たとえ子どもが嫌がっていても、心を鬼にして躾けるべきことをその時々で実行して欲しいものです。私はじめドリームの職員は毎日の保育の中で、子どもをしっかりと指導する使命感を持って仕事をしております。園と家庭とで共通の目的意識を持って子どもを育てて行きましょう!