オリンピックでの礼節・品性
今夏の暑さ以上に日本中を熱くさせたオリンピックが終わりましたが、競技以外でも様々な出来事が話題になりましたね。
選手に対してSNSで誹謗中傷や嫌がらせをする人、福島産の食材の提供を拒否する国、試合後に対戦相手との握手を拒む選手、選手村からの外出禁止を無視し観光する関係者…。一方では試合後に他国の対戦相手を讃えたり、ボランティア等に感謝を表す選手、選手村の食事の美味しさや日本の夕焼けに感動する選手…。相手がいるから試合ができる。敗者がいるから勝者になれる。飛行機が飛ぶから日本に来れる。料理を作る人がいるから食べられる。何事においても人間は、周囲の方々の助け無しでは生きてはいけません。
そうした人々の様々な言動や行動の裏には、親のしつけや学校の学び、これまで関わってきた人々からの影響が必ずついて回ります。200以上の国々から人が集うオリンピックだからこそ人種や言語、文化の違いを超えて、争いやいじめ、差別の無い世の中になるよう考える機会になったのが、今回の東京オリンピックだったのではないでしょうか。
コロナの感染者は増え続け、各地で緊急事態宣言が出されていますが、不要不急での外出をする人は後を絶ちません。なぜ、誰のために宣言が出されるのか?それはまぎれもなく「あなたの生命を守るため」に他なりません!気候が過ごしやすくなり、外へ出たくなる秋だからこそ尚一層の注意を払ってまいりましょう。