子どもたちと共に夢の世界へ
ならぬものはならぬものです
年末年始、家族でいろんな場所へ移動された方もいらっしゃったことと思いますが、私はと言えばソファーに腰を下ろしてＴＶを長時間見続けて過ごしておりました。年末は「ご長寿早押しクイズ」で大笑いし、年明けは「はじめてのおつかい」で我が子の幼少期を思い出し涙を流してしまいました。今回のはじめてのおつかいでは会津若松の幼児が出演したのですが、地元の小学校では会津藩校の教え、「什（じゅう）の掟」を教室で毎日復唱しているようで、その幼児も、まだ文字が読めなくても覚えてスラスラと暗唱しておりました。実は園長日記の４月号でも紹介していたのですが、今回もう一度書かせていただきます。
一. 年長者の言うことに背いてはいけませぬ
二. 年長者にお辞儀をしなくてはなりませぬ
三. 嘘を言うことはなりませぬ
四. 卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
五. 弱いものをいじめてはなりませぬ
六. ならぬことはならぬものです
この掟は２００年以上前のものですので、必ずしも今の時代にマッチしているとまでは言えませんが、このような教えを伝統として地元の子どもたちに繰り返し唱えさせていることこそ「教育」や「しつけ」の原点なのではないでしょうか。友達との関わりや社会道徳など、大人になるために身に付けるべきことや守らなければいけない基本的な生活習慣は、できれば幼児期のうちに肉付けをすることが大事だと思います。特に年長児は小学校入学まであと２カ月を残すだけとなりましたので、幼児教育の最後の仕上げを職員一同で施してまいります。保護者の皆様も残り少ない今年度の幼稚園生活を、親子共々で楽しんでくださいね。