「消えゆく伝統○○」
コロナ禍の影響で初詣客は半減し成人式も各地で中止やリモート開催となったようです。我が園においても毎年恒例のたこ上げ大会は中止となりました。
しかし、コロナの影響とは関係無しに、日本で古くから伝わる伝統行事や伝統工芸品、伝統芸能などが在亡の危機に立たされているようです。大晦日の「除夜の鐘」がうるさいから中止。お雛さまを飾らない、鯉のぼりを揚げない。身近なもので言えば、運動会開会を知らせる早朝の打ち上げ花火の中止等々、数え上げればきりがありません。子どもの遊びも、かるた、けん玉、こま回し、お手玉などから、デジタルやヴァーチャルのゲーム等が主役になっているようです。毎日の暮らしの中で様々な発明や改良、流行により昔よりも便利になっていく世の中ですが、古いものでも廃れることなく今の社会でも適合できるものは後世に残しておくべきだと思います。余談ですが私は、昨年末に惜しくも亡くなった日本一の作曲家「筒見京平」さんの楽曲をこよなく愛しており、カラオケのレパートリーには郷ひろみの「よろしく哀愁」、堺正章の「さらば恋人」、少年隊の「仮面舞踏会」などが入っています。幼稚園の中では日本の伝統行事やわらべうたなどを日々の保育に取り入れておりますが、皆様のご家庭においても「日本の伝統」が子孫の代になっても伝承されるよう声掛けのご協力をお願いします。
今年度も残り僅かとなりましたが、子ども達をしっかりと保育し有終の美を飾れるよう努めてまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。