自然な流れ
先日は台風のような激しい雨風にさらされたり、大きなひょうが降った地域があったようですね。これからしばらく梅雨の季節が続きますが、これも自然の流れと言えましょう。春先は新しく入園した子ども達が、園内で家が恋しくなり、泣き出す光景がよく見られましたが、現在では笑顔で友達と遊ぶ姿に変わってまいりました。自分の家で家族と過ごしていた毎日から、突然バスに乗せられての園生活がスタートしたわけですから、むしろ泣くのが自然だったと思いますし、その後に園のリズムになじみ楽しんで生活しているのも、これもまた自然なことでしょう。親として大切な子どもを案じて、園で友達ができたかな?と心配したり悩んだりするのも自然な姿だとは思いますが、必要以上に子どもの行動に干渉したり、園から帰った我が子に、その日の出来事を根掘り葉掘り聞き出そうとしても、3~4歳の子どもが詳しく状況を説明できるわけでもありません。家庭内では、両親や家族が子どもにしつけるべきことをきちんと伝えながら、園に送り出した時には基本的に教師に任せていただくとともに、自分の子どもの成長や可能性を信じて、幼稚園に託す姿勢でいて欲しいと思います。集団生活を重ねることで、多少の時間差や個人差はあっても自然な、流れでルールを身に着けていくはずです。夏休みまであと3週間となりましたが、第一保育期で園児に指導すべきことを「凡事徹底」で行ってまいります。