いのちのバトン
運動会の練習が日に日に熱を帯びてきました。保護者の皆様に頑張る姿を通して感動を与えられるよう練習を重ねておりますが、子どもたちには、当日の結果と共に練習のプロセスの段階も楽しんだり、面白いものと感じられるよう保育指導をさせて頂いております。今年の種目では、親子競技を無くすなど、通常より縮小しておりますが、何と言っても年長児による男女対抗全員リレーだけは、はずすわけにはいきません。年長児であれば、勝ち負けにこだわる姿勢を持っていますので、子どもたちも自分で走ることは当然だし、クラスの応援にも熱が入ります。運動会の中でも一生懸命さが伝わるのは、やはり「走る」こと。転んでも靴が脱げても、バトンを次の人に手渡し、最後まで走り抜くことが感動を呼ぶのだと思います。考えてみると、私たちは両親から「いのちのバトン」を受け、次の世代に伝える存在です。そのバトンの中には、財産や家などではなく、親から子への愛情としつけが詰まっているべきだと考えます。
「いのちのバトン」
相田みつを
父と母で三人 父と母の両親で四人 そのまた両親で八人
こうして数えてゆくと 十代前で千二十四人 二十年前では…?
なんと百万人を越すんです
過去無量の いのちのバトンを 受けついで
いま、ここに自分の番を生きているそれがあなたのいのちです
それがわたしのいのちです